ルーツとこれから
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昔料理が好きだった利用者さん。
でも、いまは包丁や火から遠ざける。
お裁縫が趣味だった利用者さん。
でも、いまは針やはさみから遠ざける。
ちょっとした移動でも、一人では歩かせない。
お散歩も、極力少なめに。
どれも、「利用者さんの安全」を
まもるために大切なこと。
“できるだけ何もさせない”は、
介護業界の常識です。
ライフケアグループもかつては、
そんな介護のもと、
シニア事業を行っていました。
介護の現場では「認知症」は
非常に大きなテーマ。
“できるだけ何もさせない”介護が
主流なのも、
身体能力の衰えだけでなく、
認知症によってコミュニケーションがとれず、
「暴れてしまう、徘徊してしまう、
日常生活が困難」といった
さまざまな問題をクリアできないことが
背景にあったのです。
しかし、利用者さん一人ひとりには、
これまで歩んできた人生があって、
好きなことや打ち込んできたことがあります。
2006年の設立時より介護事業に
従事してきた私たちは、
今後ますます増えていく
介護事業というフィールドのなかで
“均一的な介護サービス”ではなく、
一人ひとりが「自分らしい老後」を過ごせるという、
私たちにしかできない“新しい介護サービス”を
確立したいと考えたのです。
そこで行き着いたのは、
「認知症の方=コミュニケーションがとれない」という
常識を捨てることでした。
2014年頃の出来事です。
身体の衰えは、介護技術でクリアしていけます。
そこで、コミュニケーションもまた同様に、
「個人のスキルや相性の問題」ではなく、
業務上必要な専門スキル、
つまり「会社として向き合っていく問題」として設定。
国内外から専門的な研究の情報を集め、
自社の教育研修プログラムに取り入れました。
いまでは、ほかの介護施設で断られてしまった
重度の認知症の方でさえ決して断らず、
スタッフに無理や犠牲を強いることなく、
介護サービスを提供できるほどの技術を確立したのです。
これからの福祉の、新しいカタチ
そうして、独自の介護技術を
追求してきた私たち。
「大切にしている想い」の実現のために、
これからも変化し続けます。
「地域包括ケアシステム」の形成
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地域住民一人ひとりが自分の暮らしの責任者として、
そして地域で暮らす者としての意識を持ち、
「だれか」ではなく「自分」が地域を支えるという
意識を持つことが大切です。
そのなかで、エル・シー・エスは、
「人」を支えるだけではなく、
「地域」を支えるために
様々な側面からサポートをしていきます。
すでに、様々な取り組みが始まっています
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健康教室ボランティア
「パッとひらめき、サクッと動ける自分になろう!」を合言葉に、地域の方々が気軽に参加できる「健康教室」のイベントです。
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福祉勉強会
名古屋市天白区の山根学区で開かれる「福祉勉強会」。
地域として“福祉”とどう向き合うべきかを情報共有しています。
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認知症カフェ
認知症のご本人やご家族、地域住民の方々、医療や介護の専門職など、だれもが気軽に集い仲間づくりや情報交換ができるカフェです。カフェの入口横では、新鮮野菜の即売会も開かれます。
地域を巻き込んだ大規模なお祭りも、
積極的に運営・共催
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五条川さくらまつり
すべての事業所のご利用者の方々とそのご家族が参加できる五条川桜まつりを開催。
満開の桜の前で、会話にも“花が咲く”イベントです。
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納涼 夏まつり
たこ焼き・みたらし団子・枝豆・チョコバナナ・焼きそば・飲み物・射的など、たくさんの屋台が立ち並ぶ、「ライフケア納涼 夏祭り」。
参加者は数百人にも及びます。
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盆踊り大会
相生や岩倉で開かれる盆踊り大会に、各ライフケアの事業所も協賛。地域の方との交流をしながら、夏を満喫できるイベントです。
歩みを止めない私たち。その根底にあるのは、
創業時から変わらぬ企業理念です。
企業理念
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“介護”という言葉の
“ほんとうの意味”の追求
介護の目的は、
介護を受ける方が自立できるように、
状況に応じた
「その方なりの生活」を作ることです。
とくに介護を職業とする私たちでも、
初対面の介護を必要とする方の
心情や性格をつかみきれるとは限りませんから、
最初の介護支援方針は、その人の性格、
嗜好、考え方、環境、状態などを
よく把握することから
はじめるよう心掛けています。
介護を受ける方が“主人公”として、
私たちの持つ介護技術や知識、ときには、
私たちそのものを通して作り上げることが
介護を担うものとしての本来の役割であり
“本当の意味”と考えています。
生活意欲を高めて
「これからも生きていこう!」と
思っていただける喜び・・・。
この考え方と意味づけこそが、
私たちの活動の源となっているのです。
企業理念の具現化に向けて
ー 狙い方向性
この業界を破綻させないためにできること
高齢化に加えて、過度なサービス提供による要介護者の増加やモラル破壊が危惧されています。それに伴って、介護費用の負担が増したり、スタッフの報酬減などが深刻化しつつある今。私たちエル・シー・エスは、本人が持ち得る力で“ぼちぼち暮らしていく”ことのできる地域の実現に向け、技術力とケアマネジメント力を活かして、事業活動を行っていきます。
ー 具体的な取り組み例
・ 自社品質“ライフケア基準”の導入
・ 最先端の技術・情報の導入・訓練学習の強化
ー 狙い方向性
私たちには、地域の発展を支える責任がある
私たちの活動は、人材雇用や行政委託、サービス提供など、さまざまな形で地域資源に依存しています。そのなかで、地域の一員として、地域コミュニティに積極的に参画し、信頼関係を築くことが企業にとっても重要であり、地域コミュニティと共に発展していく事業を推し進めていきます。
ー 具体的な取り組み例
・ 認知症に関わる人々が集う“認知症カフェ”
・ 独居やシングル世帯に向けた “ともいき食堂”の定期開催
・ 地域盆踊り大会準備協力・模擬店参加
・ 名古屋市委託事業“いきいき相談室”での相談援助支援