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2月5日(火) 天白中学校の施設訪問学習

2013.2.6

2月5日、学区内の中学校「天白中学校1年生」の生徒さんが「施設訪問学習」に参られました。

総合的な学習時間に「福祉」と言うテーマで、人の立場を考え・行動する事の大切さを学び、思いやりの心を
育む事を目的とした学習の集大成として、ライフケア山根へ訪問学習。

利用者様も中学生が来るのを楽しみに して
おられ
「今日、中学生来る日だった?」
と、数日前から話されていました。

「よう来たね。待ってたよ。」
と、握手でお出迎え。
数日間の「まだか?まだか?」の想いが
花開きます。

 

 

利用者様の年代からすれば、中学生は既に曾孫の年代。
世代状況によっては曾々孫に相当するかもしれません。

 

利用者様との自己紹介。
当初は互いに緊張が伺えます。 

しかし、そこは長年を生き抜いた人生の先輩。
「どこの中学校だった?」
と、さりげなく会話を切り出してくれたり、
緊張を解す冗談を話して下さいました。

 

 

 

緊張が解れると、中学生の皆様も一気に会話がすすみます。
 

  「学校楽しい?」
私達の頃だと女学校位の頃かな?」
「今の子供は背が大きいねえ」
と、利用者様も興味津々。

「私は勉強好きだったんだけど、家が
裕福じゃなかったから、進学は諦めて
働きに出たんよ。でも、働くのも好きだ
でね。まあ良かったんだけど」
と、中学生年代の自分を思い出す様に
語り始められました。

 

中学生の皆様が、口を揃えて話されます。
「現場を実際に見て、介護や福祉って凄く大変なんだって実感しました」

日頃から、当たり前の様に利用者様と関わらせて頂いている我々には実感がありませんが、それも一重に
利用者様の皆様が我々に掛けて下さる「小さな気遣い」が大きく作用しているのかも知れません。
「今日は元気だね。何か良い事あった?」
「何か疲れてるんじゃないの?無理したら駄目だよ。」
と、我々が行う利用者様に対しての気遣い以上の言葉が返って来る事もしばしばです。
我々がどんなに努力しても、人生経験や「真の意味での気遣い」では利用者様の足元にも及ばず、日々、
教えて頂いてると言っても過言ではありません。
そう考えると、「大変」と言うより「日々勉強」。
そして、我々の「使命」であります。

 

話戻しまして…
時間も押し迫って来ると、中学生の皆様
が、お手製のパンフレットを全員に配り始
めました。
「曲名パンフレット」と書かれた用紙には
1・リンゴの唄
2・青い山脈
3・上を向いて歩こう
ぜひ、一緒に歌ってお楽しみ下さい。
と、書かれてありました。

 

「これから、何かやるの?」
利用者様も、何か始まる予感で一杯です。

 

電子ピアノを演奏し、パンフレットに記載
された曲が始まりました。
元気な中学生の唄声に、利用者様も一緒
に歌い始められました。

全く知らなかったであろう曲目を、利用者
様に喜んで貰おうと一生懸命練習した姿
が想像できます。
大きなサプライズプレゼントとなりました。

 

 「有難う御座いました」
と、元気な声で挨拶される中学生の皆様に

「元気でね」
「またおいでよ」
「ありがとね」
と、利用者様も話される。
「素直で良い子達だったね」
と、感傷に浸り、目に涙を浮かべる利用者様
もおられました。

 

今回の訪問学習により、日頃接する機会の少ない世代の中学生と関わりが持てた利用者様は勿論、利用者様
と関わった事によって
『未来を担う世代の中学生の皆様に、「介護・福祉」とは、一体どんな事であるのか?と言った事を少しでも考え
る機会』と、なったのではないでしょうか。
我々も初心に返り、今一度原点を見つめ直してみようと思わせて頂いた一日でした。

 

天白中学校1年生の皆様、お疲れ様でした、そして、有難う御座いました。

 

 

 

 

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