今回は、ライフケア山根が実際に取り組んでいる、
*作業療法やその考え方についてご紹介します。
*作業療法とは?
その人らしい「作業」ができるようになるために、色々な手段を使って一緒になって練習して行きます。
それが、「食べる」という動作だったり、関節を作業療法士が伸ばしたり、手工芸で手の運動をしたり、 散歩をして気分をかえたり、季節を感じたり。その人らしい「作業」の障害となる住環境を整え、ご家族様と相談したり…このような事が作業療法にあてはまります。
【作業療法の一例】


昼食の献立を習字で書いていただいたり、刺繍をしたり…何気ない動作のように見えますが、何もしないのと手を動しているとでは大きく違います。「歩くこと」など体を動かすことが第一にリハビリとして考えられることが多いですが、手や指の力は足の力にも比例します。手の力をつける運動のひとつとして、塗り絵をしていただいたり、陶芸をしていただいたり、そういったことも作業療法の取り組みのひとつです。


また作業療法の一環として昼食の準備「お味噌汁をよそう」「お茶をくむ」などをご利用者の方に協力して行っていただいてます。「みんなのために」そんな目的を持って、ご利用者様も意欲的に取り組まれています。リウマチの方などは進行するにしがたってなかなか手先の細かい作業がしずらくなってきますので、「動かしにくい。痛い。やめよう」と思ってしまう事もあるのですが、こうした「目的」を持って取り組むことで、継続して手を動かすことができます。
【農園体験】
また、野菜の種まきから、収穫まで、農園体験も実施しています。
街中で生活している方にとって、なかなか菜園というのはかけ離れたものになってしまうのですが、昔は田植えや畑仕事などは一般的に行われていました。ご利用者様の多くは昔そうして物を作り、実ったものを収穫する喜びを思い出され、懐かしく楽しまれています。


菜園は平らではなく、不安定な場所ですが、皆さま苦もなく歩かれるので、足腰はすごく強くなります。野菜をひっこ抜いたり、中腰になることも、実はすごく力のいる作業なのですが、そこでなら出来る。お野菜をとっていただいたその瞬間の笑顔は、そこでしか見れないものです。
自分で採った喜びは大きく、笑顔で大きな冬瓜を抱えてくださったりと、その生き生きとした様子を見るご家族様も喜ばれています。
以前農業体験の様子を紹介した記事
●【ライフケア山根】個別ケアの取り組み~農業体験のようす~
【ライフケア久方の体操へ参加】
また、ライフケア久方にお邪魔して、リハビリ体操にも参加しています。


ご利用者様の体の状態に合わせグループを作り、お手玉、ゴムひも、棒など物を使いながら、できる範囲で体操を行っています。
リハビリ体操はもちろん、他施設の方との交流も楽しみの1つ。久しぶりに再会できた喜びは活力になります。
外に出ることで自然と活動量も増え、皆さま前向きに色々なことに参加してしただいています。
【ICFの考え方】
ICFとは、様々な障害を個人の問題とするのではなく、その方の周辺環境との関係でとらえる考え方。その考え方を私たちは日々のサービスに取り入れています。ICFと聞くと難しいように思えますが、要は、周囲の工夫や人的な働きかけ・配慮によって、作業ができたり、できなかったりするということです。できないことに目をむけるのではなく、出来ることは何だろうという事に目を向けながら、プラスαでご利用者様それぞれに何が必要なのかというのを見ていきます。
【ご利用者様が前向きになれる環境作り】
たとえば、外はつかまるものもないし、転ぶ危険もある。けがをして家族に迷惑をかけるような事になってはいけないから。という理由で外に散歩に出れなかった方も、信頼のおけるスタッフが車いすを押し、側に寄り添いながら一緒に外に出ることで、その方は安心して散歩に出かけられるようになります。そういった精神的・肉体的なプラスの要因がひとつ加わることで前向きになれる。そこを一緒に探していきます。
いろんな作業を、どこに焦点をおくことで、その方が一番輝いて、楽しい一日を過ごしていけるか。
たくさんある作業の中で、ご利用者様が輝き楽しまれ、身体機能を維持するためにはどうすべきか、日々模索しながら実践しています。

【ライフケア山根】農業体験のようす
【じゃがいもが収穫時期となりました】









【農業体験も、そのひとつです】
【ライフケア山根講座:かいごの学校】